税理士に依頼するまでの具体的な流れとは?段階別に手順を解説!

公開日:2021/12/15  


「税理士に業務を依頼しよう」と考えても、税理士も税理士事務所も数多くあります。その大勢からご自身にマッチする1人を選ぶのですから、これはかなり大変なこと。誰かに紹介してもらうのもいいですが、その方が必ずしもあなたに向いているとは限りません。ここでは税理士選びの流れや、注意点についてお話します。

税理士に依頼するまでの流れ

まずはたくさんの税理士事務所から、複数をピックアップしましょう。そして要望に応えられるか、コストが見合うか、ご自身との相性はどうかをチェックしていきます。

この段階でのポイントは、ご自身の会社と近いかどうか。付き合いが始まると、行き来が頻繁になることも考えられるからです。

■事前準備

そして事務所へ相談に向かうのですが、その前にご自身が何を依頼するかをはっきりさせておきましょう。毎年の確定申告・決算や、記帳・給与計算など経理事務のアウトソーシング、事業承継・相続税対策・申告などスポット的な相談、経営上のアドバイスなど、税理士事務所ができることは意外なほど多いものです。あれもこれもと依頼しすぎるとコストがかかりすぎますから、依頼したいことをピックアップするだけでなく、優先順位をつけておくことも大切です。

■初回相談

ご自身が依頼したいことを述べると同時に、税理士事務所が得意としていることや提案を聞き取りましょう。会社の大切な情報を渡したり、長い付き合いになったりするのが税理士です。いきなり高額な会計ソフトの導入をすすめられたり、経営相談が苦手そうだったり、アウトソーシングされたものをさらに下請けに出しているようだったり、ご自身との相性が今一つと感じたり。少しでも疑念を抱かせるような税理士事務所は、初回相談の段階で見切りをつけましょう。

■見積り・比較・契約

初回相談で2、3の税理士にしぼったら、それぞれに見積りを依頼して比較しましょう。そして納得できるところが見つかったなら契約書を交わします。見積りで比較するのは価格ですから、条件は同一にすることが大切です。また契約は書面にして残すことが重要。後でトラブルにならないよう注意しましょう。

税理士に依頼する際に用意するべきもの

税理士と顧問契約を結ぶ場合や仕事を依頼する場合、以下のものを用意しておくとスムーズです。書類がそろえられないこともあるかもしれませんが、その場合は税理士と相談してください。

■契約時に必要なもの

「商業登記簿謄本」や基本的な「経理記録」が必要です。基本的な経理記録とは、直近3期分の「税務申告書」や「総勘定元帳」の写しのこと。株式会社なら会社の「定款」も用意しておきましょう。

■依頼するときに必要なもの

依頼する内容によって異なりますが「試算表」「推移表」「給与台帳」「現金出納帳」「仕訳帳」「決算書」「領収書や請求書」「実地棚卸表」「賃貸借契約書」「通帳」が必要になるものです。

税理士へ見積りを依頼する際にチェックするべきポイント

上では簡単に書いていますが、あらためて見積りを取ると同時にチェックすべきポイントを確認しておきます。

■信頼性

一番のチェックポイントです。税理士自身だけでなく、事務所全体の信頼性を見極めましょう。仕事を依頼した場合にどの程度内製化できているのか、また他に付き合いのある会社の名前など聞き出すのは信頼性を確かめるのに使えます。

■料金体系

税理士の料金にはあらかじめ固定されているものと、量によって変動するものの2つがあります。経理事務のアウトソーシング時に、とくに注意すべきなのが変動する料金体系。不透明であったり、追加依頼で極端に割高になったりするようなところは要注意です。

また顧問契約の料金は固定されているはずですが、その中に訪問料金が含まれているか、追加費用が発生するかを確認しておきましょう。

■安すぎる価格にも要注意

2、3の税理士事務所から見積りをもらうのは、費用を比較するためです。安いに越したことはありませんが、要注意なのは安すぎる場合。他とまったく違う条件で見積っている場合があるのです。

たとえば近年多いのが、対面での相談を受けないかわりに安い値段で仕事を引き受ける事務所。節税や経営についてのアドバイスが受けづらくなるでしょう。

また会計ソフトへの入力は行っていないところ。費用が安い分だけ、こちら側の負担が重くなるでしょう。それで充分という声もありますが、安すぎるところはそれなりのサービスしか受けられないと覚悟しておいてください。

 

信頼性や料金体系をチェックすると同時に忘れてはいけないのは、他でも書いている通り、あなたとの相性です。たとえばコンサルティング業務もお願いするなら、聞きたくない話も聞かなければなりませんから、なおさら相性のよさが必要になるでしょう。もし相性のよい税理士事務所が見つからなくても、それは心配ありません。なにしろ県内だけでも40を超える税理士事務所があるのです。候補選びから、気長に繰り返してみてください。

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