事業承継を税理士に相談するメリット・デメリットとは?

公開日:2022/05/15  最終更新日:2022/06/07

事業継承

事業承継するためにはさまざまな手続きがあり、複雑だと感じる人もいるはずです。専門知識がある人に相談したいと思ったら、税理士に頼る方法があります。そこで今回は、事業承継を税理士に相談するメリットとデメリットについて解説します。また、税理士に相談した方がよい人の特徴や、相談するときに注意したいことについても紹介します。

事業承継を税理士に相談するメリット・デメリット

事業承継とは、家族やスタッフなどの後継者に事業を譲ることです。事業承継するときに税理士に相談する場合にはどんなメリットがあるのでしょうか。また、反対にデメリットはあるのでしょうか。ここでは、メリットとデメリットについて具体的に解説しましょう。

メリット

事業承継にともなって問題が起こる場合もあります。とくに会社を家族経営している場合は、相続とも関わることもあります。また、一言で事業承継といっても、さまざまなケースがあります。今はネットでも情報を知れる時代ですが、それでもわからないことも多いはずです。そんなときに心強いのが税理士です。

お金に関するさまざまな知識をもつ税理士なら、専門知識や経験が豊富にあります。自社の事業承継について、どんな手続きが必要なのか、的確なアドバイスが期待できます。

また、贈与税や相続税の金額が大きければ、後継者にとっては大きな負担となります。税金面での対策をするためにも、税理士に相談するメリットは多いのです。

デメリット

税理士に相談するとメリットばかりあるような気がしますが、どんなことがデメリットとなるのでしょうか。税理士は税務のプロなので頼りになる部分も大きいものです。

しかし、事業承継のときには、税金だけでなく法律の知識が必要になる場合もあります。そんなときに税理士では知識がないため、ほかの専門家を探す必要が出てくるのです。弁護士、司法書士、社会保険労務士などとも連携しながら、手続きしなければいけません。

事業承継を税理士に相談するのがおすすめの人の特徴

事業承継を相談した方がよい場合もあります。ここでは、どんな人が税理士に相談するのがおすすめなのか解説します。

サポートを必要としている人

M&Aによる事業承継を予定している人も、いるのではないでしょうか。少子高齢化が進む中で、事業継承に関するニーズが増えています。そのため、税理士の中にも事業承継のノウハウを学ぶことに意欲的な人もいるのです。M&Aに関する知識を持っている税理士もいるので、経営者の意向を尊重しながらサポートしてくれるでしょう。

節税対策が必要な人

事業承継をするときには、会社や事業の資産価値を評価して課税金額を出します。これらの作業は複雑で、素人では難しい作業です。また、事業承継税制という制度を利用することで、相続税や贈与税が軽減されることがあります。税理士なら税務のプロなので、制度が利用できるかどうか適切に判断できるはずです。

なるべく節税できる部分は節税したいと希望する人が多いのではないでしょうか。そんなときでも税理士は疑問点を解消しながら、サポートしてくれます。

事業承継を税理士に相談する際に注意するべきポイント

事業承継する意思が固まったときなど、実際に税理士に相談することになった場合に注意してほしいこともあります。どんなことに気をつけるべきか、具体的なポイントについて紹介しましょう。

実績を確認

一言で税理士といっても、すべての税理士が事業承継の手続きに精通しているわけではありません。専門知識が幅広く、しっかりサポートしてくれる税理士に依頼したいところです。

個人で運営しているような税理士事務所に比べて、複数の税理士が在籍している事務所の方が、さまざまな知識をもつ税理士が集結している場合もあります。事業承継に関する豊富な経験をもつ税理士にお願いするのがおすすめです。

早めに相談

事業承継には時間がかかる場合があります。実務の引継ぎから最終的な手続きまで、やるべきことは数え切れません。ゆとりをもって早めに税理士探しを行ってください。

関係者にも相談

事業承継する前には、関係者との調整が必要となります。今の経営者と後継者だけの問題ではないからです。後継者以外のスタッフたちにも、いろいろな考えを持っているはずです。また、誰が次の経営者になるかは、取引先にも大きな影響を与えます。

さらに、家族経営の場合は相続とも関係します。事業承継が家庭トラブルに発展しないためにも、話し合いを重ねることは大切です。関係者たちの気持ちにも配慮しながら、スムーズに事業承継を行うためには、余裕をもって調整を行うのがおすすめです。

 

全国的に高齢化が進んでいるなかで、どのように事業承継するか悩んでいる経営者は少なくありません。よい後継者が見つかっても、手続きがわからなくて困っている人もいるのではないしょうか。そんなときこそ頼れるのが税理士です。事業承継の知識や経験がある税理士に相談すれば、心強いはずです。また、トラブルなく事業承継するためには、関係者との調整も大切です。円満に事業承継できるよう、早めに対策することをおすすめします。

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